I'm peace maker

幼児教育×平和

まるで会社のような名前の学童!? 渋谷の学童【コドモクリエイターズインク】に行ってきた。

今日は学童に通ったことのない植村が学童に行った話です。

 

学童に通ったことのない僕は、想像上の学童しか知りませんでした。

 

 

想像上の学童は、、

 

共働きの親を持つ子供が多くて

 

平日の小学校終わりにあって

 

預けられてる間好きなことをして遊んで

 

お兄ちゃんに連れられて帰る

 

的な感じです。

全部一緒じゃなくても多くの人は共感できる部分があるんじゃないかなって思います。

 

7月22日に行った【コドモクリエイターズインク】は事前に雰囲気などは聞いていたが、学びの深い時間となりました。

 

色々な意味で可能性を感じられる学童の形でした。

今日は【コドモクリエイターズインク】に関して書いていきます。

 

目次

 

 

そもそもコドモクリエイターズインクとは??

 

インクとついていますが、会社ではないです笑

 

正体はミライLABOがやっている学童で代表の智子さんがカリキュラムなどを組んでいます。

 

大切にしてることは3つ。

 

1.夢を持ち挑戦する姿勢を育む。

2.考える力を育む。

3.人間力を育む。

 

これらをコンセプトに様々なサービスを提供している学童になります。

 

今は夏休みなので「エニタイム会員」という制度もやっています。

 

詳しくは下記URLをご覧くださいー!!


kodomo-creators-inc.jp

 

【コドモクリエイターズインク】で感じたこと

 

当日の流れ

僕が見学した7月22日の流れは

各自フリータイム

自己紹介、7つのお約束(コドモクリエイターズインクのルール)の共有

導入のワーク、世界を知るワーク(カンボジア)

お昼ご飯

導入のゲーム、くるくるマルシェ(7月28に実施の夏祭り)のmtgと製作

まとめ

 

ざっくりこんな流れでした。

 

要所要所の切り替えの時間(フリータイムからコンテンツが始まる時や祭りの準備の時間からの片付け)をみて

 

「大人相手よりはるかにマネジメント力必要だ。。。」

 

なんて思いながら丸1日見学しました笑

 

コンテンツ前に行うこと

まずは初めての子もいるので自己紹介。

 

その後はコドモクリエイターズインクの7つの約束をみんなで読み上げました。

 

これをすることで、先生(智子さん)が一番偉い存在なのではなく、憲法(7つの約束)を共通のルールとして浸透させられるので大切な時間だとおっしゃっていました。

 

なるほど。。。

 

そしてコンテンツに入っていくわけですが、午前と午後で大きく分けて2部構成になっています。

コンテンツにいきなり入っても集中できないので(これは大人も同じですよね)、導入としてワークをしていました。

この時間もただ楽しいではなく、科学的な根拠なども踏まえて行なっていました。

 

僕が特に色々考えたのは午後のコンテンツ前に行なった

 

『ストーリーキューブス』

 

 

       「ストーリーキューブ」の画像検索結果

 

というもの。

 

 

これは

 

6面それぞれに違う絵が書いてあるサイコロが9個あって、このうち好きな個数を投げて、それぞれのサイコロの出た面の絵を組み合わせてストーリーを作る

 

というものです。

 

 

例えば

 

サイコロ6個でやるとして

 

羊、鍵、虹、ピラミッド、魔法の杖、手

の絵が出たとしたら、これらをを組み合わせてストーリーをみんなの前で発表するといった感じです。

 

これがこども達には大人気!!

 

僕もやらせてもらいましたが結構難しいんですよね!

僕の話の後、大人も子供も苦笑いになってました笑

 

なぜストーリーキューブスについて考えたのかというと、

 

このゲームは他の多くのおもちゃなどと違い、創造力を活かして無限に考えることができます。

 

これをこどもが好きなのに対して、

大人の自分は楽しさよりどうやって文章を作ったらいいか体裁を気にしてしまい楽しみきれませんでした(楽しかったですが、子供達には負けます)。

 

これをみていて

 

人間は本来、「思考」をすることがとても好きな生き物なのではないか

 

という仮説を立てました。

 

大人になってくるとこむずかしいことを考えてしまいがちで、結果を見据えた思考はむしろ大変に感じてしまいますが、この発見は今後の創造力を育むことに関して検証していきたいと思いました。

 

周りの大人や子供が受け入れる環境を整えることで創造力は伸びると感じました。

 

【午前の部】世界を知るワーク(カンボジア編)

探求学習の一環として、コドモクリエイターズインクでは世界について知ることをテーマに写真などを見ながら考える授業をしています。

 

今回は「カンボジア編」で、上智大学カンボジアで活動している学生団体の方も交えてワークを行なっていました。

 

まずは世界地図を広げて、siriで気になる国の時間を聞いたりしてました。

 

みんな体を机に乗り出して(比喩ではなくて本当に乗ってる子もいました笑)、興味津々。

 

ある子が

 

「アジアの時間は何時だろ〜!」

と言ったときに、

 

「アジアは国じゃないから時間ないよ」と智子さんが伝えるのではなく

 

siriに子供達自身に聞かせて、

 

「アジアは地域の名称なので国名を言ってください」

みたいな答えが返ってきて子供達自身で

 

「アジアは国名じゃないから時間ないんだ!」

 

って気づいてました。

 

こういう興味の引き出し方が見ていてとても勉強になりました。

 

その後はカンボジアの写真を見ながら、子供たちが各々質問したり感じたことメモして、最後に発表していました。

(メモも強制ではなく1人の子が「メモ取りたい!と言ったことからみんなでメモをしていた。メモの取り方も字の人もいれば絵の人もいてバラバラ」)

  

感じたことは人それぞれ、感じたことを感じたままに表現できる仕組みと、それらの意見を受け入れる周りの環境づくりがとても大切です。

 

インプットしたら最後はアウトプット、この流れはどの世代にも共通して大切ですね。

 

学校の授業のように知識をただ詰め込むのではなく、このような仕組みで好奇心から伸ばしていくことが今後は広まっていきそうです!

 

【午後の部】くるくるマルシェの出し物MTGと製作

午後の部は28日にある夏祭りの出し物を決めるmtgと出し物の製作の時間。

 

みんな張り切って可愛かった〜笑

 

製作物は的当ての的(ロボット)と絞り染をしました。

 

 

僕はロボット作りチームを見てたんですが、、

 

見守るってすごく難しい!!!

 

やってあげちゃった方が何十倍も楽なんですよね。

 

見守る方が神経使うし

 

子供達自身が気づけるように質問したり引き出すのは本当に難しい。

 

 

例えばロボット製作だと

 

的小さすぎるし笑

 

ボール一個当たったら腕とれるし笑

 

意見ぶつかり合ってまとまらないし笑

 

なんならロボットに見えないし笑

 

それでも子供のことを本気で考えたら、介入しすぎるべきじゃないし、

 

長期的に見たら今、失敗が許されるこの時期にたくさん考え挑戦し失敗させることがとても大切だなって。

 

その

「挑戦できる環境」を精一杯作るのが周りの大人の役割だな、と。

 

子供ができないのは当たり前。

 

それでやってあげちゃうは子供の可能性を潰しているし、その子のためには少しもならない。

 

本気で強い子になって欲しいからこそ、大人には「見守る強さ」みたいなものが大切。

 

長期的に考えよう。

 

こどもは天才だ。

 

もっと信じて見守ろう。

 

何度も何度も心に刻む時間になりました

 

 

でもでもでも!!!!!!!!!

片付け全然してくれなくてちょっと萎えたのは秘密です笑

 

この辺のテクニックは徐々に身につけていきます笑

 

 

全体を通じて

書きたいことがたくさんあります。

 

言語化できない感情もたくさんあります。

 

でも特に感じたこと、わかったことをまとめようと思います。

 

特に最後のこども、保育者、保護者の関係性に関しては是非読んで頂きたいです!

 

小学校が現在の制度の理由

最近、小学校を含め義務教育の勉強の仕組みや制度などに違和感を感じる人が多いですよね。

 

でも今回で少しだけ現在の制度を取り入れている理由が分かりました。

 

20,30人のクラスで1人の先生が教育を届けるなら今の方法しかないんですよね。

 

今の制度を言い換えると

 

先生によるマネジメント制度

 

だと思っています。

 

個性を伸ばすために1人1人に向き合うべき

 

ルール(校則)が多すぎる

 

馴染めない子がいる

 

という問題点がよく叫ばれますが、現場の先生方も含めて現行の制度(1クラス20,30人)だとこれらは仕方のないことなんだなって思います。

 

理由は、コドモクリエイターズインクを見学して

 

「10人以下でもこんなに個性がバラバラで伝えたいことが伝えるのが難しいのに、小学校ってすごい」

 

って心の底から思いました。

 

だから、物事に対して「なぜ」を考える癖がつくまえに「ルール」というものでまとめなくちゃいけないんでなーと思いました。

 

もちろん、今の状態がいいとは思わないですが、現在の状況を少しだけ理解できました。

 

こどもの好奇心のベクトル

こどもはより面白いと思った方に興味がいくんです。

 

コドモクリエイターズインクでも飽きちゃった子は違うことをしていました。

 

智子さんも言っていましたが、それは当たり前だし、飽きたり興味がないことをやらされるのはいやに決まっています。

 

だから無理やりやらせるのではなく、大人は「面白いこと」を探求し、作り続ければいいんです。

 

一回飽きても、面白ければ必ず好奇心のベクトルはまた向き直してくれます。

 

大人のできることは「面白いこと」を考え続けるだけでいいんだ、と思いました。

 

これは当たり前かもしれないけどなかなか難しいので宣言の意味も込めてここに書きます。

 

こども、保育者、保護者の関係性

これを書きたかったんです!!!!!!!!!笑

 

 

なぜなら見学の時の状況が

 

こども(コドモクリエイターズインクの子)

 

保育者(智子さん含めミライLABO関係者)

 

保護者

 

という3者が同時に長い時間いる空間にいることができたからです。

 

仕組みを今後作る上で貴重な経験になりました。

 

特に見れてよかったのは保護者とその子供達(兄弟で来ていたので)が同時に見れたことです。

 

家庭教育と学童での教育、なかなか同時にみる機会がないので考えるいい機会になりました。

 

ここで強く思ったことは「大人=すごい」と思わせる怖さです。

 

ある場面で子供が

「大人だからできる」

「大人はすごい」

 

と言っていて、確かに子供に比べたらできることが多いのは間違いないが、

この感覚が

「大人はできないことはやってくれる」

 

という感覚にすり替わってしまうのが怖いと思いました。

 

ミライLABOでは、大人が子供達の自立を促すために極力「何もせず見守る姿勢」を大切にしていますが、これを家庭レベルで行なっている保護者がまだまだ少ないのかもしれないなー、と思いました。

 

こう考えると、こどものの周りの様々な環境は切り離せないということを再認識しました。

 

 

ここまでものすごく長くなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました!!!